幕末の英雄、坂本龍馬は大政奉還直後に新時代を見ることなく暗殺されこの世を去りました。
確かに坂本龍馬はこの大政奉還が新時代を作り、国をより強くしていく事の為に多くの行動を起こし、結果として多くの人々や物や体制までにも影響を与えました。
そんな彼が暗殺された事により何かが変わったのかといわれれば「もしかしたら」の話しか出来ないのではっきりとは誰も低減できないでしょうし、その後も生きていたなら何かを成していたかもしれません。
しかし、可能性のある坂本龍馬は暗殺され、一浪人とは言え成した事が事である人物の死後にその黒幕たる人物像がはっきりせずに現代を迎えてしまっているというのはどういうことなのかとも思われます。
まことしやかにはその黒幕の正体が薩摩藩であったり外国であったり元幕府の重臣などであり、実行犯として新選組などの名が上がる事もありました。
それでは、坂本龍馬暗殺の時の黒幕とは、本当に新選組や薩摩藩が関わっているのかについて語られている説を説明していきます。
坂本龍馬を取り巻いていた状態について
そもそも、坂本龍馬はなぜ暗殺されてしまったのでしょうか?
新たな時代の為に尽力し続けたというのにどうしてだと思われそうなものですが、新しいことを始める際には多かれ少なかれ反発が予想できるのが世の中の常です。
それが坂本龍馬に多くの敵を作っていたのではないでしょうか?
例えば、坂本龍馬は多くの日本初となる事を成してきました。
彼の設立した亀山社中は今まで鎖国してきた日本において、海外と貿易において取引するという新しい考えのもとに起こされています。
これで利益が出てしまうという事は、古くから国内で何かしらしている人々や団体。
それらに関わる大御所とも言われる古い考えの人から見れば面白くもないでしょうし、むしろ脅威となるのではないでしょうか?
しかもこの時代は情勢不安の正か事件も多く、そんな坂本龍馬は目の上のたん瘤とされていたかもしれません。
そう考えてみると、多くの古い時代の名残ある人々全体が黒幕となっていても可笑しくない訳です。
暗殺の黒幕と実行犯は新選組と薩摩藩?
暗殺の実行犯については見廻組であるとか新選組であるとか説は様々ですが、黒幕については本当に多くの説があります。
実行犯が新選組とされたことについては賛否両論というのが現在ある考えですが、怪我をしているとはいえ龍馬も中岡慎太郎も剣術の腕はなかなか物もである為、彼らに対応できる腕前という事と場所の問題でも新選組の名が多く上がっています。
しかし、黒幕においては説は多く薩摩藩は一見味方の様であるものの、最初は武力行使で革命を行おうとしていたところを龍馬に横やりを刺された形になっています。
薩摩藩内でも派閥があった可能性もありますから十分に考えられるでしょう。
その他にも存在する説
盟友と名高い中岡慎太郎もその黒幕として考えられ、実は対立していたという説もあります。
少し逸脱して見えるものであればイギリスが黒幕であるとされるものもあったとされます。
坂本龍馬に関する話は真偽の不明なものも合わせて多く存在していますので、多くの説が存在しているのです。