幕末の英雄、坂本龍馬は新時代の為に大政奉還を成す為に時代を走り回りました。
実際には直接的な事ではなかったものの、彼は大政奉還に必要とされる倒幕の肝となる薩長同盟に尽力し、平和的な解決へと導きました。
本来、長州藩と薩摩藩はまさに水と油といっていいような関係であり、政治的立場以上の不仲状態にあったようにも思えます。
そんな両藩を坂本龍馬は自身の立ち上げた亀山社中とグラバー商会と取引で得た品々の提供や仲介から和らげ、成功へと導いていきました。
それでは、坂本龍馬が仲介した長州藩と薩摩藩についてお話していきます。
長州藩と役割
先に述べた通り坂本龍馬は薩長同盟が新時代を切り開く足がかりの1つになりうるという事で両藩の仲を取り持とうとします。
しかし、犬猿の中であったはずの両藩を結び付けるなど一体どうすればいいのかと誰もが思うでしょう。
そこで目を付けたのが当時の長州藩も薩摩藩も困っていたことがあったという事です。
そもそも、長州藩は当時、藩の存続問題があり、同時に武力での防衛を必要ともしていました。
この藩に坂本龍馬が求めたのは、元々長州藩でもあった倒幕運動にあり、その旗頭の様な役割でした。
ただ、そういった背景から朝敵とされてしまい、武器や軍艦の購入が出来ないという事態に陥っていたのでした。
薩摩藩と役割
さて、長州藩が武器の購入も出来ない中、薩摩藩はというと貿易等で一部を除き、とても裕福になっていた為幕府にも目を付けられていた模様です。
幕府はそれもあって、目の上のたんこぶでもあった長州藩に攻め入るよう仕向けていました。
ただし、薩摩藩もそこに不利益が多く出る事を知っていたので戦争はしたくはないが、逆らうのも得策ではないと思い、ならばその問題を出す幕府を倒してしまえないかという考えがあったのです。
その代わりそれは平和的なものではなく、どちらにしても被害が大きなものでした。
薩長同盟とは?
両藩は困っていることがお互いにあり、それに対して補う事で解決が出来るという事に坂本龍馬は目を付けます。
方法としては薩摩藩は戦争は避けたままで、目立つことなく幕府を倒したいという状況であり、長州藩はとにかく軍事強化を死体が出来ないという状況でした。
そしてそこを取り持ったのが坂本龍馬であり、彼は亀山社中にて薩摩藩名義で武器や軍艦を購入して長州藩に持っていくという事をしたのでした。
それらの取り決めから薩長同盟が成り、幕府は倒れ開国へと向かうのでした。
この様に坂本龍馬の様な自由に動ける第三勢力が中継ぎとなっての新時代だったのでした。