幕末の英雄、坂本龍馬の好きな食べ物は軍鶏鍋であったという話を誰もが効いたことがあるのではないでしょうか?
この話の多くは暗殺の夜、下僕に軍鶏鍋を買ってくるようにといい送り出したものの、その鍋に坂本龍馬がありつくことはなくこの世を去ったという話からとなっています。
ですが、どうも実際は別に好きな食べ物があったのではないかとされているのです。
それでは、坂本龍馬の好きな食べ物とは何であったのかについてお話していきます。
坂本龍馬は軍鶏鍋が好きな食べ物ではなかった?
さて、そもそも坂本龍馬が軍鶏鍋が好きな食べ物であるという話は冒頭に述べた通り、最後に食べ損ねたという点から始まっています。
そこから地元では軍鶏鍋のブランドを立ち上げようとする話まであると言います。
確かに土佐では軍鶏がよく食べられていたという話はありましたが、そんな事実も記録も県立坂本龍馬記念館の学芸員が語ったように存在していないとされています。
坂本龍馬が好きな食べ物とは?
坂本龍馬の家は裕福であり、彼は幼いころから衣食住に困ることもない暮らしをしていて贅沢だったのではないかと考える方もいらっしゃるようですが、坂本家は厳しく「尾頭付きの鯛などの美味しいものを残すように。武士が食べ物に執着を見せない様に」としつけていたと言います。
多くの彼の残した手紙にも、確かにありそうでない話題なのはその為なのかもしれません。
しかし、それは龍馬の実家の話であり、安田町の高松順蔵邸へ遊びに行った際に、龍馬が好きであることから鯖の刺身を橙の巣をかけたものをごちそうしたといった葉足があります。
これを考えてみると、龍馬の本当に好きな食べ物は様の刺身なのではないかとされています。
坂本龍馬の好きな食べ物はハイカラなものだった?
龍馬が飲食するという内容で聞くのは大の酒好きであったとされる「龍馬の酒量は量りかねます」という妻お龍の言葉からです。
この他に当時長崎で売られていたカステラなども好んでいたとされています。
亀山社中設立後は「卓袱料理」と呼ばれる中華と洋食を合わせたような長崎目物を好んでいたようです。
エビのすり身をパンにはさんであげて作る「ハトシ」や豚の角煮である「東坡煮」といった当時随分とハイカラとされる食べ物を口にし、仲間たちと騒いだのではというは予想や話はちらほらとあるようです。
新時代を迎える為に走り回る龍馬は、その思いをかみしめていたのではないでしょうか?
新時代に思いをはせ、どんな食事をとっていたのかなどはとても興味深い話となるでしょう。