坂本龍馬の生きた時代背景について

幕末の英雄、坂本龍馬と聞くとドラマなどで見る華々しい場面を多く思い浮かべてしまうかもしれません。

確かに、常人のそれを逸脱した行動を多くとり、動乱の時代を走り続けた坂本龍馬の半生においてはそういった見方も多くなってしまうのも仕方のない事なのかもしれません。

ですが、同時に見て知っておきたいのはその時代背景です。

まず坂本龍馬が成した事の重大性と難しさを知るにしても、その時代背景故の物であると理解する事が大事だからです。

むしろ、あの時代背景の中で大義を成し、自由に生きた坂本龍馬にさらに感動するのではないでしょうか?

それでは、坂本龍馬の生きた時代背景についてお話していきます。

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幕末の英雄、坂本龍馬とは?

まずは、このお話の主人公ともいうべき坂本龍馬についてお話していきましょう。

坂本龍馬は土佐藩郷士(いわば下級武士・藩士)の家に生まれる事となります。

その家は商売人の家で非常に裕福とされており、兄弟も兄1人と姉3人という中で末っ子として生まれました。

龍馬が今後設立する亀山社中においての商才などはここからきているのではないでしょうか?

後に江戸に剣術の修行として千葉道場に向かうも、黒船事件に遭遇します。

その時に覚えた「このままではいけない」という思いから、勝海舟に師事し神戸海軍操練所にて船の操舵などについての経験を積みます。

神戸海軍操練所の解体と共に、日本初の株式会社である「亀山社中」を設立します。

この「亀山社中」は後に「海援隊」となり、「大政奉還」に向けて坂本龍馬は走り出しますが、その大義が成った直後に暗殺という形でその人生を終えるのでした。

その日はくしくも坂本龍馬の生まれた日であり、誕生日と命日が同じとなったのも有名な話となっています。

坂本龍馬の生きた時代背景

さて、先に述べた通り激動の時代を生きた坂本龍馬ですが、一言で言ってその時代背景は血で血を洗う様な時代でした。

今まで国を治めていた幕府が終わり、新たな時代へ向かうという時点で旧勢力と新勢力の衝突は避けられないものとなります。

しかも、そのきっかけが外国から突如来訪した黒船というのですから急な話となりさらに混乱状態に陥ります。

その時不利な条約を結び、国内は批判の嵐が起き、優秀な多くの人材も大勢処刑されて更に混乱がひどくなっていきます。

坂本龍馬が歩きだして必死に無血革命を目指すも、寺田事件や生麦事件などが起き藩同士もピリピリしていきます。

これではうまくいくものもうまくいかないという状態です。

しかも薩長同盟でも有名な長州藩は「イギリス・フランス・アメリカ・オランダ」の軍艦に砲撃されてしまうが武器などの購入は禁止されてしまいます。

後にこれを収めて薩長同盟となり、国は再びまとまっていくこととなります。

最後に

激動の時代ゆえに表に出てくる事となった人々は多く、恐らく坂本龍馬もその1人なのではないかと思われます。

本来ならば出会う事もかかわる事もない者同士が関わり、結果尽力し新たな時代を迎える為に走った時代。

それが、この時代背景そのものではないでしょうか?

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