坂本龍馬という名前は今となっては多くの人が目にしている名前だと思われます。
ただ近年面白い事にこの坂本龍馬の名前について「坂本竜馬」と「坂本竜馬」の2種類の表記が存在する場合があるのです。
勿論、通常の場合でもそういったことはいくつもありますが、歴史上の人物の名なので一体どっちが本当なのかということは誰もが気になるところです。
それでは、坂本竜馬と龍馬、どっちがが正しいのかについてお話していきます。
坂本竜馬とされたきっかけは?
そもそも「坂本竜馬」と表記されたきっかけとは一体何だったのでしょうか?
1番有名なものとしては「司馬遼太郎」氏の「竜馬がゆく」の影響ではないかといわれています。
メディアでも大きく取り上げられていたこの作品の中では「司馬遼太郎」氏も「小説の中では自身のリョウマを動かすので竜馬」にしたと語っておられ、実際の歴史とは別物であるとしたかったのではないかとされています。
その結果がオンは同じ別の感じになったとされます。
坂本龍馬?坂本竜馬?本人はどっちを使っていた?
ならばやはり坂本龍馬が正しいのか?
それでもあまりにも「竜馬」での表記が多いのでこんがらがってしまうかもしれません。
ただ、坂本龍馬記念館の方からは、展示の品からも坂本龍馬本人も「龍馬」としており、「竜馬」は使用した事がないとされていることから、歴史上の人物であることも考えると旧漢字である「坂本龍馬」が正しいと考えるべきとされています。
結局のところはどっち?なぜ2つの表記があるのか?
ここまでお話してきて結局どっちなのかとなりますが、確かに教科書であったり一部の書物では両方の表記が目につきます。
どうしてこのようなことになっているのでしょう。
先程も述べましたが、本来「坂本龍馬」の生きた時代であれば旧字の方での表記が正しいとされます。
というのも、「坂本竜馬」では新字になってしまうのでまだ使用されていなかったはずの文字になっているのです。
ですから、正しいか否かで言うならば「坂本龍馬」が正しいと考えられるでしょう。
ですが、新聞や教科書といった書面となると、たとえ歴史上の人物であっても名前などに新字を使ったものの方が一般とされているのも確かなのです。
旧字と新字であれば、ものによっては読みにくいものも多くあるということが大きな理由です。
この様に、多くの人が見るもの、または出版社側の理由によってどちらの表記でもあらわされるということは多くあるようです。
歴史的な事で言うならば旧字の方が正しいとも取れますし、検索を両方出かけた際も「龍」の方が多く出てくる傾向はあるものの、実際はどちらとも正しいとされているようです。