坂本龍馬の生年月日と誕生日に死んだことについて

「幕末の英雄、坂本龍馬は誕生日に死んだ?」

こんな見出しを見た場合は誰もが何かしら神がかり的なものを感じてしまわずにはいられないのではないでしょうか?

生まれた日が命日になるなんて、この世に誕生したその日には思ってもみないのですから。

かくいう坂本龍馬は誕生日に死んだとされています。

新時代を築くべく走り回った末に、英雄として誕生日に死んだとあっては後の世でも話題になることは間違いなしの様に思えます。

ですが、考えてみると昔の暦の見方と今の暦の見方は違いがあり、ずれが生じてしまうのです。

その結果が導き出すものは少し違うものであったようです。

それでは、誕生日に死んだとされる坂本龍馬の生年月日についてお話していきます。

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坂本龍馬の生年月日について

坂本龍馬は天保6年11月15日(新暦1836年1月3日)に生まれた、土佐藩氏とされています。

その諱は直陰とされ、後に直柔となります。

この時点で生年月日に新暦と旧暦でのずれが生じているのは言うまでもありません。

そうです、坂本龍馬が誕生日に死んだとされ命日といわれる日は「旧暦」においてなのです。

坂本龍馬の生年月日に何故ズレが出たのか?

坂本龍馬の生年月日ならず、今と昔では西暦が旧暦か新暦の違いが生じます。

昔使用していた旧暦であったならば、坂本龍馬の生年月日は「天保6年11月15日」とあり、西暦であれば「1836年1月3日」となります。

実際の没年齢を33歳としてしまうと実際は食い違いが起きてしまい、31歳と11ヶ月という結果が出てしまいます。

また、昔は数え年で年齢を数えていたという事もあり、更にずれが生じていたのではないかと思われます。

したがって実際の生年月日そのものも今と昔では数え方が違い、尚且つ数え年(生まれた時点で1歳であるという事で、本来の年齢に1足して数える事)で勘定してしまっていた事から、あちこちで実際の年齢や日付などのずれが出てしまったものと思われます。

最後に

坂本龍馬は誕生日に死んだというのは、実際には間違いではないものの、現代からすると間違いであるという事が分かります。

ですが、こういったところも含めて、坂本龍馬達の生きた時代と今の時代が違うという事もしみじみと感じてしまうところでおり、多くの人々を魅了するのではないでしょうか?

確かに、実際には旧暦と新暦のずれで違うとされてはいますが、それだけ世の中が浮世離れをした、しかし人間味あふれた自由な坂本龍馬を求め、新時代を感じていたのではないかと思われます。

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